今日の適当な考察

 出かけているときにCDかけながら亡国のアキトについてだらだら考えたので書き出してみる。
 見ただけだといろいろ設定的に謎な要素があって、自分がコードギアスの世界に疎いから分からない部分と、意図的に伏せられている部分と、本当に深読みしているだけで設定のなさそうな部分が混ざっていると思うけど。

  • 奇襲作戦をユーロブリタニアはどうやって察知したのか問題

 現代世界でああいう作戦をやれば、米露ならば、どこに行われるかは分からずとも、作戦をやっているの自体は察知するだろう。
 この世界では冷戦があって、ICBMの発射を探知するためのシステムが整備されているからで、ロケットの発射はすぐに察知されるはずである。軌道速度も自ずと決まっており、発車直後=降下の1時間前に作戦自体を察することは可能ではある。
 そして、前回の「ハンニバルの亡霊」の出現前後の状況を解析すれば、ある程度の絞り込みは可能であり、対抗手段として超長射程砲を構えておくこと自体は不可能ではない、とも思える。
 もっとも、ギアス世界にそれだけの技術があるかは謎だし、単にユーロピア領内に配置したスパイというか監視員がロケット発射を通報しても同じ事はできるので、特段この点は重視すべきではないかもしれない。
 この説の難点はミカエル騎士団が攻撃を察知して待ち構えていたとしか見えない点であり、相当な精度で攻撃地点を絞り込めていたとしか思えないことだろう。
 なので、無難に《裏切り者》がいるから察知できたと考えるのが辻褄は合う。

 ついでに言えば、奇襲に呼応したユーロピア軍主力の攻撃作戦が成功したのも、事前察知説を裏書きする。降下後の市街の様子は、ミカエル騎士団の作戦の邪魔になるからその地域の一般部隊(と住民)を退避させていたようにしか見えない。なので、ブリタニア軍の主戦線は実際には警戒部隊だけおいて後方はスカスカになっていたはずだから、そこへの攻撃が成功するのは当たり前である。
 当然、その退避したブリタニア軍部隊は周辺で待機しているはずで、ユーロピア軍の進撃後に(アシュラ隊以外のミカエル騎士団とともに?)反撃したと考えれば展開ときっちり辻褄は合う。

 なお、メタ的に《裏切り者》の存在を強力にプッシュする要素として、「森久保祥太郎が出番の少なさの割にいい位置に載ってる問題」があり、この後出番が増えるんだろうと推察すると、それ以外の展開を用意しにくいってのもある。

  • あの再突入ロケットってどうやって開発されたの問題

 考察じゃなくて妄想。一から開発したにしては大がかりすぎるシステムだし、その割に使っているのが小娘の率いる小所帯の部隊で、費用対効果的に不自然に見えるよって話。
 妄想的にはマルカル家が絡んでいると考える方が簡単。さらに妄想するなら、マルカル家が航空宇宙分野に利権を持っていたが、戦争の進展で「本来の目的」でのロケット事業がやっていけなくなり、代わりの使い道として出してきた、と考えれば、妄想的には話は合う。
 当然、レイラが軍内である程度好き勝手に動いてるように見えるのも、マルカル家から自由に距離を置けているように見えるのも、この説であれば辻褄は合う。現時点ではマルカル家にとって、レイラは血筋以上の価値を持っていることになる。
 この説というか妄想の難点は、ギアス世界での航空宇宙技術レベルを自分が知らないので、どの程度妥当な妄想かが全然検証できないことだ。