今日の浅野っち向けのふりをした何か
なんとなく仕事中に気になったのでまとめてみる。
- 命題:デッキを二つ使い、1本目と2本目で使用するデッキが違う2本制の大会があるとして、時間のかかるデッキはどっちに持ってくるのが有利なのだろうか?
- 常識的には、以下の二つの立場が存在するはずである。
- 説1:遅いデッキを最初に持ってくる。
- 説2:早いデッキを最初に持ってくる。
- 常識的には、以下の二つの立場が存在するはずである。
とりあえず、デッキ同士の相性とかメタゲームとかは無視して、タイムマネジメントだけ考えてロジックを組み立ててみる。
遅いデッキを最初に持ってくる説の論拠
- 2本目が遅いデッキだと、時間切れ引き分けになる場合が増える。1本目を落とした場合に逆転が難しくなり、0-1-1で負けるパターンが増える。
- 「遅いデッキ」は一般にいろいろなものに対応できるコントロール型のデッキであることが多い。どんなデッキが来るか、何のヒントもない一本目に対応力のあるデッキを持ってくる方が精神衛生上は有利だ。
- 2本目が遅いデッキだと、時間に追われることが増えてミスプレイしやすくなる。
- 遅いデッキはプレイングが難しいから1本目に使っておくべきである。1本目を戦って疲れた後だとプレイミスが増えるはずだ。
早いデッキを最初に持ってくる説の論拠
- とりあえず1本目を終わらせるためには早いデッキの方がよい。遅いデッキを使って時間いっぱいかかって負けてしまっては、目も当てられない。
- 1本目は相手がどんなデッキを使っているかの何の情報もない。そういう局面で対応型のデッキを使っている場合には、対応を間違えてしまう可能性は高い。従って自分から積極的に動くタイプのデッキを用いるべきである。
- 遅いデッキを急いでプレイすることは可能だが、早いデッキを引き延ばしてプレイするのは非紳士的行為かなにかだ。
- 遅いデッキは長時間プレイすることで疲れてしまう可能性が高い。したがって、終わってもすぐに2本目が始まってしまう1本目よりは、区切りの入る2本目に遅いデッキを持ってくる方が有利だ。
メタ的に考察した論拠
とりあえず、2本とも遅いデッキとか2本とも速いデッキという選択肢はあまりなかろう。いや、それが最強のデッキの組み合わせであるとか、もっとも経験値の高いデッキの組み合わせだというのであれば、その方がタイムマネジメントよりも優先される気がしないでもないが。
合法的に時間稼ぎのできるゲームも存在しているので、その場合は選択肢の意味が根本的に変化する。速いデッキでも時間稼ぎができるのであれば、2本目に速いデッキを持ってきて、1本目で勝った場合は2本目を時間切れ引き分けに持ち込んで1-0-1の勝ちにすることも可能になるはずではある。
前提で捨象してあるが、遅いデッキと速いデッキが対戦した場合にどういう展開になりがちか、本当はかなり重要。つまりは速攻デッキが5分ぐらいで勝つか40分近くかかって負けてしまうかの二択だ、というのであれば、速いデッキは「投了」という形でタイムマネジメントしやすくなるので有利だとか、そういう要素が含まれていることになる。
面倒になってきたので終了
現実世界の問題として解くことが目的じゃないので、このぐらい*1で止めておく。「現実世界の問題」としてはすでに浅野っちと話し合って結論が一致した後だし。
*1:書いてた時間で30分強