今日の浅野っち

 スターシップ・オペレターズについて、見落としがあるといけないので紙に各話プロットの構成パーツを書き出して徹底的に分析する。いろいろな手段が検討されたが、結論は概ね出ていたとおり「よっぽどの新ギミックを導入しない限り、原作のプロットでアニメ化してまとまりのある話にするのは無理」ということになった。尺の長さとか、放映話ごとの盛り上がりを入れる必然性とか、原作の設定から来る根本的な制約とかで「正解のないパズル」になってるみたい。
 まあもちろん(演出に近い部分での)脚本の出来の良し悪しについては自分も浅野っちも「あまりいいものではない」というのは理解している。でもそれとは別に(シリーズ構成に近い部分での)脚本の構造についての打てる手がないように見える、ということなんだが。
 要するにスタオペは「設定」は面白いけどプロットがTVアニメにまるで向かないものだってことで。そのあたり、アニメビジネスの今後を考える上では非常に興味深い問題ではあったのだけれども。