今日のニショーバ向けレス
http://d.hatena.ne.jp/bluestars/20050317#p2
挿絵の必要不必要論争というのは割と定期的に発生してましてその辺は以前の日記*3を参考にしてもらうとして、映像的な傾向があってアニメ化させにくい、という事ですが、逆手に取れば映像情報がある程度固定されているので逆に映像化させやすいのではないかと、考えます。
個人個人捉えている文章に対するイメージ=映像情報には個人差あると思いますが、挿絵があれば良くも悪くもそれが公式の映像情報、という訳です。
ま、大体がキャラデザインを変えて失敗、というパターンなのでそこを対策すれば何とかなるような気がします。
というかですな、「直感に反するが」の中身はかなり長くて説明不足だったわけなので補足説明。
- イラストがある
- イメージが統一されている
- イラストのままアニメ化させることができれば有利だ
- イメージが統一されている
というのが「直感に」の中身で、「反するが」の中身は
- オリジナルのイメージのままアニメ化するのは難しい
ってことでんな。まあそもそも、(アニメ化よりも)遥かに挿絵側に近いはずの漫画化でもイラストと違っているケースが多々あるわけで。さらに物理的・技術的制約の大きいアニメにイラストのイメージをそのまま移せという方が無理というか。イラストが動画に適さない絵である(線が多いとか、静止画前提の絵であるとか)のは珍しいことではないし。
そもそもイラストレーター選定の時点で「アニメ化に向いた絵の描ける人にしよう」とか「アニメ化した場合を想定してキャラクターデザインの経験のあるこの人にしておこう」とかそういうこと普通考えないはずだし。
あと、
- 普通の小説よりも映像的な傾向があると、デザインラインに制約が発生する
ってのは厳密に検討してないけれども。(本来きわめて映像的に構成されている)ハリーポッターの原作と映画化を比較して、そのあたりがかなり大変だとか、逆に原作知らない人が普通の映画として見た場合には演出を冗長に感じる部分があるとか、そういうのからの類推適用だもんで。このあたりは突き詰めると割と深いテーマかもしれないですたい。
まあ最終的な結論が
ってのが変わるわけじゃないですが。