少女革命ウテナ

 いろいろな理由があって久しぶりにフィルムブック(ヴィジュアル・ストーリー・ブックと書いてあるけど)を取り出して読む。「ちゃお」連載時の読者コーナーもかなりやり手だったが、この本もかなり複雑。で、5巻の表紙の意味に気づく。5年もこんな簡単なことに気づいてなかったとは世話はない。
 ウテナは難解な作品だったというのは、ある面ではそうだけれども、制作側が言いたいことは実はそんなに難しくない。「複雑なものは単純にせよ。単純なものは複雑にせよ。その手続きの複雑さが人の心を打つ」って奴でんな。実は放映開始前のコマーシャルですでに「ボクが王子様になるってことだろ」とか言ってたし、LDのジャケットにもわざわざいろいろ書いてあるし。
 まあウテナの話をしていると余裕で1週間は続きそうだから、とりあえず保留。
 ちなみに、ブレンパワードの曲で絵はウテナっていうMADビデオ見てた時にハリーから「裸が出てくるところと監督がキ○ガイなところ以外共通性がありません」とか突っ込みが入ったのを思い出した。すぐに番長から「いや、どっちもピアノを多用するところも共通している」ってフォローが入ったけど。だが、一方はツクリだが、もう一方はマジモン(ほんまもん)という点で根本的に違ってるぞ。