今日の読書

 中公新書1895「核爆発災害」*1読了。内容はすごい地味に技術的な話が続く。
 すごい丁寧で物理現象としての核爆発全般についてもよくまとめられている。その他、第五福竜丸の久保山無線長の死因が輸血由来の肝炎であったとか、チェルノブイリ甲状腺ガン死者が15人に過ぎないとか、そういう細かい新事実が得られたのも有意義。
 さすがに第一章「奇跡の生存者に見る広島空中核爆発の直下」は読んでて凹みそうになった。場所とか建物とか広電の車両の構造とか分かるし。